M.Tarandus 飼育マニュアル
ブリードに挑戦しよう(産卵編)

このページではペアリングを終えた♀を投入するための産卵セットの準備から、♀のセット、穿孔までを解説させて頂きます。引き続き管理温度は、24〜26度にセット。産卵に使うケースは蒸れないように管理しましょう。TARANDLANDでは普通の網フタのケースを使用し、コバエなどの侵入を防ぐため、不織布や新聞紙をケースとフタの間に挟んで管理しています。

1.ペアリングが無事完了したら、産卵のためのセットを組みます。人工レイシ材の皮膜を剥き、材の木口または樹皮の部分に誘導用の穴を開けます。穴の径と奥行きは雌のボディーがギリギリ収まる程度が良いと思います。材の準備が出来たら大ケースの底に3〜4センチ程度、水苔を加水せずに敷き、その上に産卵材を乗せます。ゼリーも2〜3個忘れずにセットしてください。

2.産卵セットの準備が出来たら、いよいよ♀をセットします。セットの方法は至って簡単で、♀を頭から差し込んでやると、勝手に潜っていきます。穴に入るのを嫌がったり、しばらくして出てきてしまう場合もありますが、そういった時は産卵モードに入っていない。または材の湿度や腐朽の状態が気に入らない。などの原因が考えられます。焦らず、そのまま1週間ほど放置してください。材の水分が蒸発し、♀の気に入った状態になったところで勝手に穿孔するケースがほとんどです。

TIPS:時には1週間以上待っても穿孔しない♀もいますので、そういった時は一旦セットを解除し、10日ほど休ませた後に再び新しい材でセットを組んでください。

3.♀が穿孔した口からオガが吹き出し、1週間待っても出てくる様子がなければ、産卵体勢に入ったと考えても良いでしょう。材が乾燥してしまわないように注意しながら、管理します。材の表面が極端に乾いてきたら、ときおり霧吹きを使って加水します。穿孔から約3週間で概ね産卵は終わっていますが、心配な場合は4週間待っても良いでしょう。幼虫で割り出したい場合は更に2週間待ちます。個人的には幼虫で割り出すよりも、卵で割り出し孵化日を確認した方が、後々の管理に役立つと考えています。