M.Tarandus 飼育マニュアル

成虫を飼おう


タランドゥスの成虫管理は大して難しいものではありません。しかし、湿度と温度、そして足場には注意が必要です。活動が活発になるほど足場は重要で、不安定な足場は符節の欠損に繋がります。湿度過多も符節欠損の要因になりますので、成虫の死亡後に標本を作る予定のある方は、特に注意された方が良いでしょう。推奨管理温度は24〜26度です。極度な低温や高温が長く続くと死亡してしまいます。また、低温飼育下では成熟が遅れますので、注意してください。


■羽化直後の管理

羽化直後はあまり触らない方が無難です。少なくとも10日間は蛹室の中でそっとしておきましょう。上翅の赤みがとれてきたら蛹室から取り出し、加水した水苔を7分目くらいまで入れたケースに移します。ケースの大きさですが、♂なら小ケース。♀ならミニケースが良いでしょう。3〜4ヶ月はケースの底の方でじっとしていますので、水苔の水分が蒸発してカラカラに乾いてしまわないように注意しましょう。


■活動期の管理

水苔の中から這い出し、上の方で活動を開始したら、一回り大きなケースに移してゼリーを与えます。かまぼこ形に割った材などを足場として使うと、符節の保護になります。後食が始まる(ゼリーを食べ始める)と、ケース内は掘り出したゼリーのカスや排泄物ですぐに汚れてしまいますので、こまめに床材を交換し、フタやケースそのものを洗浄する必要があります。
ゼリーをしっかり食べ始めてから約1ヶ月程度でブリードが可能になります。後食開始は大型個体ほど遅れる傾向にあるようです。


■ペアリングの前は・・・

タランドゥスの♂は縄張りをもっているようです。そのため、エサ場に侵入してくるものは敵と見なす傾向にあり、それが♀であったとしても攻撃をしかけてしまう場合もあります。後食が始まって1ヶ月くらいはしっかりとゼリーを食べさせ、成熟した頃合いを見計らってペアリングに臨みます。ペアリング予定の1週間程度前になったら、♂をそれまでより少し大きめのケースに移し、新しい環境に慣れさせます。
※最初から中ケース程度の大きなケースで管理している場合は移さなくても大丈夫です。
ゼリーを食べる量が落ち着き、状態が安定したら♂のいるケースに♀を入れるようにしましょう。少し手間がかかりますが、そうした方が♂が♀を挟んでしまうような事故は起きにくいと感じています。


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