M.Tarandus 飼育マニュアル

幼虫を飼おう(その2)


youchu6th_s.jpg6. 暴れの予兆
一定のペースでじっくり食い進んでいた幼虫が、それまでとは違った方向へ進んだり、進むペースが速くなった時は暴れの予兆と考え、早めに次のボトルを準備しましょう。幼虫が走り始めてからの交換では、止まってくれないことも多いので、まだ大丈夫かな?と思っても、早めに交換することをおすすめします。


youchu7th_s.jpg7. 大型幼虫の管理
交換の際に40gを越えた(越えそうな)幼虫は3L程度のボトルで管理するのがおすすめです。2Lでも羽化まで管理することは可能ですが、暴れやすくなったり、ボトルの直径に合わせて成長が止まってしまったりする可能性があります。梅酒瓶のように縦に長いボトルを使用する際は、寝かせて管理すると容積を有効に使えます。


youchu8th_s.jpg8. 蛹室を作ったら?
順調に育つと、孵化から150日〜180日前後で幼虫は成虫になる準備を始めます。ほとんど菌床を食べず、卵形の部屋(蛹室)を作り始めますので、すぐに判ると思います。やがて幼虫はしわしわの棒状に伸びて、蛹に変わる時を待ちます。この状態を前蛹と呼びます。前蛹の期間はおよそ30日。強い振動など刺激を与えないように静かに管理して下さい。


youchu9th_s.jpg9. 蛹化したら?
前蛹から約30日〜45日で蛹化が始まります。たいての場合はそのまま羽化まで放置して問題ありませんが、菌床が劣化して崩れそうな場合や、ボトルの底に蛹室を作ってしまい、蛹がボトルに直接触れてしまうなど、羽化の時にトラブルを引き起こしそうな場合は、蛹を傷つけないように掘り出して、人工蛹室に移します。蛹体重が28gを越えていると、80mmオーバーの個体が羽化する可能性がかなり高くなります。


youchu10th_s.jpg10. 人工蛹室での管理
蛹化してから、およそ1ヶ月程度で羽化が始まります。通常、我が家では幼虫自身の作った蛹室で羽化させていますが、30gを越えているような大きな蛹や、ボトル内の環境が悪い場合は掘り出して人工蛹室に移します。市販の人工蛹室も使えますが、現在は園芸用のオアシスで自作しています。人工蛹室を使用する際のコツは、蛹室そのものを水でベタベタにしないこと。特にオアシスは吸水性が高いので、水分過多に気をつけて下さい。幼虫をセットする際は、霧吹きで表面を軽く湿らせる程度でOKです。セット後、蛹室の表面が乾燥してきたらケースの角に5〜10cc程度をスポイトや水差しを使って加水を行います。ケース蓋には密閉性の高いものを使用します。
※必ず通気は確保して下さい。


youchu11th_s.jpg11. 羽化したら?
自然の蛹室で羽化させた場合は、菌床が崩れてこない限り、1ヶ月程度そのまま放置して、身体が固まるのを待ちます。人工蛹室で羽化させた場合も、身体の表面から赤みがとれて来るまでは触らない方が良いでしょう。羽化した成虫がゼリーを食べはじめるまでに3〜4ヶ月かかります。羽化したての成虫に乾燥は大敵です。ゼリーを食べ始めるまでの間は、軽く湿らせた水苔を入れた密閉性の高いケースに保管すると管理が楽です。


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